
建築学科の弥田准教授
2026年01月05日
和文化に携わる個人や企業の優れた作品を顕彰する「第5回日本和文化グランプリ」(主催・一般社団法人日本和文化振興プロジェクト)で、能登・輪島の被災工房を再建した岡山理科大学建築学科の弥田俊男准教授らのプロジェクトチームが最高賞のグランプリを受賞しました。
チームは「小さな木地屋さん再生プロジェクト」で、弥田准教授のほか輪島塗の塗師で株式会社木地屋代表取締役の赤木明登さん、株式会社ミナモト建築工房代表取締役の青江整一さん、大工棟梁の原田敦士さん、構造設計者の木下洋介さんがメンバーです。
2024年1月の能登半島地震で壊滅的な被害を受けた輪島地区。伝統工芸品の輪島塗生産再開の見通しも立たず、次々に木地師が廃業していく中で、技術の伝承と生産者育成を目指して発足したのがこのプロジェクトです。倒壊した木地師の工房を素早く再建することで輪島塗再開を目指しました。赤木さんが呼び掛けてメンバーが集まり、伝統の町並みが損なわれないよう、倒れるなどした部材を極力そのまま利用して被災後約3カ月で再生させました。
受賞の感想について弥田准教授は「今回の取り組みをこのような形で評価していただくことで、解体的ではなく再生的な震災復興のあり方、考え方が、少しでも広く伝わることに繋がればと思います」と話しています。
グランプリ以外の賞は準グランプリ1点、優秀賞13点などがあり、表彰式は12月2日、国際文化会館で行われました。
受賞作品は同グランプリのホームページに掲載されています。

建築学科の弥田准教授

「第5回日本和文化グランプリ」グランプリを受賞した「小さな木地屋さん再生プロジェクト」のメンバー