空気砲に歓声を上げる子どもたち
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2024年08月27日
科学ボランティアの学生たちが鹿児島・姶良で「ワクワクあいらサイエンス教室inちるどん」
岡山理科大学と系列学園の並木学院高等学校、鹿児島県姶良市の高大官連携協定を受けて、8月18日、姶良市加治木町の姶良市子ども館「ちるどん」で、小学1~3年生を対象に「ワクワクあいらサイエンス教室inちるどん」が開催されました。応募があった196組の中から抽選で選ばれた60組の親子連れが参加し、岡山理科大学科学ボランティアセンターの学生たちによるサイエンスショー、工作体験、実験教室を通して科学の楽しさを体験しました。
開会式では湯元敏浩市長が「皆さんは今日からきっと理科が好きになります。発見、そして実験を体験しながら楽しく一日を過ごしてください」とあいさつ。続いて、科学ボランティアセンター長の高原周一教授のほか、講師役の細野靖晃さん(基礎理学科3年)、登澤一葉さん(生物科学科3年)、髙橋七海さん(生物地球学科2年)、片山陽貴さん(基礎理学科2年)の4人が自己紹介しました。
教室は午前と午後に分けて30組ずつ実施。スタートはサイエンスショーで、空気砲で大きな煙の輪が飛び出すと、会場いっぱいの歓声が上がり、ブロワーでカップ焼きそばが浮かび上がったり、掃除機の吸引によってボウリングの球が筒の中で浮いたりすると、子どもたちは大喜びでした。
また、工作体験では磁石同士が引き付け合ったり、反発したりする性質を利用したダンシングドールを製作。実験体験ではウミホタルの生物発光の仕組みを勉強し、酸性とアルカリ性によって液体がそれぞれ変色する現象を体験。紫キャベツの粉末の水溶液にクエン酸や重曹を入れ、赤色や青色に変わると「わぁー、変わった!」と驚いていました。会場のあちこちで歓声が上がり、親子で「科学」を楽しんでいる様子がうかがえました。
「ちるどん」は今年4月に完成した2階建ての施設で、遊具を備えたキッズスペースや一時預かり室、子育て相談なども受け付けています。名称は英語のチルドレン(子どもたち)の語感に加え、若者言葉でゆっくり過ごすという意味の「チル」に、鹿児島弁でなじみのある「どん」を掛け合わせています。
「今日からきっと理科が好きになります」とあいさつする湯元市長(左端)
赤色に変化した液体を観察する子どもたち
磁石の特性を利用した工作「ダンシングドール」の動きに見入る参加者