学校法人 加計学園

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2023年11月07日

波田、川上両名誉教授が瑞宝中綬章を受章/秋の叙勲

 2023年秋の叙勲が11月3日に発表され、岡山理科大学の波田善夫(はだ・よしお)名誉教授と、倉敷芸術科学大学の川上雅之(かわかみ・まさゆき)名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。伝達式は11月13日、東京都内で行われます。

 「湿原の保護・保全に情熱を注ぐ」
 波田名誉教授は湿原植生の研究で、永久方形区や帯状測定区の設定など長期観察の方法を確立し、その調査区は今でも継続して調査されています。特に岡山県新見市の国指定天然記念物「鯉ヶ窪湿原」の保護・保全に長く関与。現在も環境省主管の重要生態系監視地域モニタリング推進事業の鯉ヶ窪湿原のサイト責任者です

 岡山県自然保護センターの設立にあたってはセンター内に湿原を造成。湿原の植物生態学的研究に基づく技術は大規模開発における湿生地保護・保全の考え方に大きな影響を与えました。大学運営では理大の第7代学長として、学生の研究活動を積極的に支援するとともに出前講義・実験といった地域貢献にも熱心に取り組まれました。

 「運動教育を通した人づくり進める」
 川上名誉教授は、1995年に理大から芸科大に移り、国際教養学部教授、生命科学部教授などを歴任し、2005年に副学長、2018年から名誉教授。運動生理学を専門として研究に従事されました。教育理念は一貫して運動教育を通した人づくりで、総合的に物事を理解し「考える力、判断することができる力」を備えた人材育成を教育の目標とされました。
 
 課外活動では陸上競技部顧問、監督として部活動を指導。理大時代の1991年には、第23回全国大学駅伝対校選手権大会に理大駅伝チームを中国四国地区代表として出場させて話題になり、芸科大では中国四国学生陸上競技対校選手権で優勝するなど、全国レベルで活躍する選手を育成されました。
 

波田名誉教授(左)、川上名誉教授(右)